みなさまこんにちはブライダル担当のSです。
ただいま、秋の婚礼シーズン真っ最中
千草ホテルでも、幸せいっぱいのご夫婦がどんどん誕生しています
爽やかな秋晴れのこの季節は、ご結婚式にもピッタリですよね
この秋も、ご結婚式に列席される(た)方は多いのではないでしょうか
ご結婚式の中で、最も印象に残るシーンといえば・・・
やはり挙式の入場のシーンを挙げられる方も多いと思います。
チャペルの扉が開いて、お父様と花嫁様が一歩一歩ゆっくりとバージンロードを歩む光景は、本当に何度見ても感動してしまいます
ところで、この【バージンロード】。
挙式の前にただ歩くためだけの道ではなく、実は様々な意味が込められているのです。
バージンロードとは
【バージンロード】は実は和製英語で、海外では通じません
正しくは【Wedding aisle(ウェディング アイル)】=花嫁のための通路 と呼ばれています。
日本では『花嫁は無垢であるべき』と考えられていたことから【バージンロード】と呼ばれるようになったそうです。
昔、教会の床下には悪魔が潜んでいると信じられていました
花嫁をその悪魔から守るために、赤いじゅうたんや白い布などを敷いたのが
バージンロードの始まりという言い伝えがあります。
花嫁のベールにも『魔除け』の意味があることをコチラの記事でもご紹介させて
いただきましたが、花嫁は本当に完全防備ですね(笑)
ちなみにバージンロードの色にも、それぞれ意味があります。
バージンロードの色と意味
- カトリック・・・・・【赤】=精霊の祝福、深い愛情 /【緑】=希望
- プロテスタント・・・【白】=輝きと命、勝利と喜び、純潔
- 少数派・・・・・・・【青】=果てしなく続く空や海のように永遠に続く愛
バージンロードは花嫁の人生そのもの
みなさまご存知の通り、挙式の入場シーンでは、
花嫁が父親(またはご家族のどなたか)のエスコートでバージンロードを歩きます。
その際の歩き方は『一歩、一歩』。
ウェディングステップと呼ばれる歩き方で、ゆっくりと歩を進めていきます。
実はこの【バージンロード】を歩く『一歩一歩』は花嫁が生まれた日から
今日まで歩んできた道のり・人生を表していると言われています。
チャペルの扉が開く瞬間は、花嫁がこの世に生を受けた日を意味します
そして、一歩ずつ足を揃えてゆっくり前へ前へと進む様子はよちよち歩きの赤ちゃんを
表現しています。
ご両親の支えのもと、これまでたくさんの喜びを感じ、さまざまな悲しみを乗り越えてきた
かけがえのない思い出を振り返りながら、お父様のエスコートで大切な一歩一歩を確かに歩み、
新郎のもとへと進んでいくのです。
結婚式や披露宴の中であたりまえのように行われていることにも、実はそれぞれに大切な意味があります
挙式の入場シーンはよく見る光景ではありますが、花嫁の人生をそこに投影してみてみるとより一層感動が深まっていくかもしれませんね。
今後また挙式に参加される機会のある方は、ぜひこのような背景をイメージしながら、かけがえのない大切な瞬間を見届けてみてください