みなさまこんにちは ブライダル担当のSです。
2016年もいよいよ残り1ヶ月となりました
歳をとるごとに、1年が早く過ぎていくような気がするのは私だけでしょうか
しかしこの季節になると、街中クリスマス一色ですね
クリスマスに欠かせない【サンタ】のソリを引っ張るのは【トナカイ】ですが、
【引出物】といえば【馬】というのはご存知でしょうか
唐突かつ苦しい流れですみません(笑)
引出物の起源は【馬】にあった
お皿のセットやカタログギフトのイメージが強い【引出物】ですが、タイトルの通り
元々は【馬】を贈られたことがはじまりとされています。
平安時代ごろ、宴席の主催者が招待客への贈り物として用意した【馬】を『庭に引き出して』
見せたことに由来します。やがて【馬】の代わりに『馬代(うましろ)』として金品を贈るようになり【引出物】は酒宴の膳に添える物品や招待客への土産物を指すようになりました。
ちなみに【馬】のあとは主に【武具】が贈られ、その後、現在でも引出物の定番とされている
【かつお節】や【かまぼこ】へと発展していったのだそうです。
しかし今の時代の引出物にもしも【馬】をいただいてしまったら、いったいどのように持ち帰ればよいのでしょうか
引出物の定番【かつお節】は実は世界最古の商品券?!
昔から【かつお節】は引出物の定番とされていますが、その理由はご存知でしょうか?
【かつお節】は、かつおを3枚におろした半身をさらに2枚におろして作られ、背中側で作られた
『雄節』と腹側の身で作られた『雌節』があり、この2本がぴったりと合わさる形になっていることから【夫婦円満の象徴】とされています。
実はこのかつお節、いまでは当たり前によく見る【商品券】のはじまりともいわれています
江戸時代末期に【かつお節】の形をした銀の薄板が商品券として発行され、この券と引き換えに当時とても高級品であった
【かつお節】と交換できたのだそうです。
地域それぞれの伝統的な引出物も
それぞれの地域に根差した伝統的なものを、引出物として贈る風習がある場所もあります。
先日ご紹介した香川の【おいり】もその一つですね
なかでも富山の【細工かまぼこ】は私も一度見たことがあるのですが、ものすごい迫力です
鯛や海老、松竹梅などの縁起物をかたどった色とりどりのかまぼこは華やかな結婚式にもぴったりですね。
ちなみに博多の方でも、同じように【細工かまぼこ】を贈る風習があるようです。
最近ではこのように地域の伝統的なものを、3品目の引出物(引出物①、引菓子とさらにもう1品)として準備される方も
多くいらっしゃいます。
贈る方も贈られる方もいろいろな楽しさがある引出物
もともとは両家からのお礼の品として【引出物】を
新郎新婦からのお礼の品として【引菓子】を
準備していたのだそうです。どのようなものを選べばよいのか
悩んでしまう引出物ですがせっかくの機会ですので、出身地域の
伝統を取り入れたりご両親のお気持ちなども伺いながら、
おふたりらしい素敵なギフト選びを楽しんでみてくださいね