うきはから戻り、北九州で通常業務をこなしながらも…頭の中は「日本ミツバチ」のことでいっぱい(笑)

さて、どうしよう？？

「絶対失敗せんごと、ちゃんと準備してあげますから大丈夫。巣箱もそのまま渡せるようにします、巣箱の作り方やらもぜーんぶちゃんと教えますから！ボクらは、日本ミツバチを飼ってくれる仲間を増やしたいだけやけんですね」というO塚さんの言葉が頭の中を駆け巡ります。

「千草ホテルさんのそばに花は咲いてますか？近くに花粉が取れる花や木がありさえすれば、あとはミツバチが働いてくれるだけ。森や山にわざわざ設置する必要はなかとです」

ホテルの屋上に上り、周囲２～３キロの景色を眺めつつ、「ミツバチが採蜜出来る花がどれくらいあるだろう？」とアタマをひねる日々。

しかし…真夏の炎天下＆真冬の極寒の状況を思い浮かべると、果たしてこの鉄筋コンクリートの建屋の屋上で、ミツバチちゃんたちが生き延びること、快適に暮らすことが、出来るだろうか？？

初めて北九州へとやってくるミツバチちゃん達にとって、出来る限り“より良い”“快適な”環境で、伸び伸びと遊ばせ（働かせ？）てあげたいなぁ。

そんな、ぐるぐる巡る「日本ミツバチへの想い」を汲み取ってくれたからか、レストラン部門の仲間達がアドバイスをくれました。

「宮本さんに、相談してみたら？」

宮本さんとは、我がフランス料理レストラン「ミル・エルブ」に野菜を納品してくださっている若イケメン男子！

八幡西～若松エリアを中心に、北九州近郊も含め、広く“野菜づくりこだわってます！”という個人農家さんと直接契約し、各農家さんを訪ねて自家栽培のお野菜を収集し、「季節のおまかせお野菜セット」として業務用の配達はもちろん、個人のお客様へも個別訪問して納品をされているのです。

お野菜を届けてくださる際には、こんなステキなお野菜紹介を必ず添えて。

すべて、手書き。お野菜の名称、産地、その味の特徴や美味しい食べ方等々。

野菜への愛情が、ハンパじゃないのです！

農家さんがちゃんと愛情込めて作ってくれたお野菜を、宮本さんがちゃんと届けてくださる、ので、我々も、ちゃんと調理してお皿に添え、お客様にお届けする。

この、素晴らしい循環を可能にしてくれた宮本さん、彼ならこの状況を相談すれば何か良いアイデアをくれるかもしれない！！

すぐに、一報を入れました。

「ちょっとご相談がありまして…」

「はい！すぐに参ります！！今度の納品の時にお話伺います！」

そうして、宮本さんはキラッキラした笑顔でキラッキラのお野菜を届けに来てくれて…「うきはの日本ミツバチどうしようか構想」に、いとも簡単に引っ張り込まれることとなったのです(笑)…つづく。