【COLUMN】花田伸一のアート!アート!アート! vol.02
2017.04.18
作品タイトルの「レヴェイヨン」は、仏語でクリスマスイブのこと。
テーブルに並ぶ象牙色の陶器は19世紀のスープポットで、作者が長い仏国滞在中に収集したものです。
ヨーロッパではクリスマスに家族でスープなどの料理を囲み、互いの幸せを祈りながらゆっくりと時を過ごします。
ロビー展示では鮮緑色のファーが盛られ、独特の雰囲気を醸し出しています。
美術作品とは目で味わう料理のようなもの。
お味はいかがでしょうか?
[末藤夕香 作]
「レヴェイヨン」2010年
千草ホテル1階ロビーにて12月25日まで展示
[キュレーター] 花田伸一
北九州市立美術館の学芸員、九州芸文館の学芸員を経て、2016年より4月より佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授を務める。