【COLUMN】花田伸一のアート!アート!アート! vol.11
2017.04.19
本館1階ロビーに展示されている作品です。
作者は1980年代英国のニュースカルプチャーという動向を代表する一人で、本作は1987年八幡で開かれた「国際鉄鋼彫刻シンポジウム」に彼が参加したこともあり、記念に当ホテルの為に作ったものです。
火をつけて燃やすパフォーマンスを経て今の状態になりました。
彼の作風の特徴は身近な既製品を大量に用いてダイナミックな作品を作ることですが、本作も小品ながら集積したマッチ棒が異様なエネルギーを放っています。
[デイビッド・マック 作]
「マッチヘッド」
千草ホテル所蔵:
[キュレーター] 花田伸一
北九州市立美術館の学芸員、九州芸文館の学芸員を経て、2016年より4月より佐賀大学芸術地域デザイン学部准教授を務める。