プロの使う道具。
そう、聞いただけで、なんだか「カッコイイなぁ~♪」と思うのは、ワタシだけでしょうか??(無類の道具&工具好きです~笑)
我らが千草ホテルでは、和食の板前・12名、洋食のコック・20名、洋菓子部門のパティシエ・4名、
総勢約40名の「THE☆プロの料理人」が日々腕をふるっています。
「千草は昔から料理がオイシイ」
そんな、本当にとっっってもありがたいお褒めの言葉をお客様から頂戴しますが
その「オイシイ」のために、皆、小さなこともコツコツと、大きなこともコツコツと・・・
本当にマジメに「美味しい」を追求しているのです。
そんな、プロたちの大切な道具たちを・・・ちょっと覗き見、してみましょう!!
というわけで今日は、「料亭千草」で研鑽を積んで「千草ホテル・和食調理料理長」となり、
今では、自身の名前を配した「割烹にしむら」亭主となったミスター千草こと西村弘(しつこいようですが、B型です。笑)の
いかにもプロ!っぽい、ステキな相棒たちをご紹介しましょう~☆
まずは、やはり、プロといえばこれでしょう!「包丁」
上から、鱧(はも)をおろす専用の「鱧切り包丁」
そして、刺身をひくための「柳刃」
一番下は、野菜を切るための「菜切り包丁」
大きさ比較が出来ないので、どれくらいの大きさ(長さ)なのか、ピンと来ないかもしれませんが
柳刃は刃の部分だけで、軽く35センチ以上ありますよ~。
キラキラと輝いてますね~☆
本当にスゴく美しい!
やはりプロの料理人の命だけあって、とっても大事に扱われています!!
西村兄さんは、毎日、お客様をお迎えする前に、包丁をシャリシャリと砥いでいるのです。
ダイニングカフェchigusaでランチをされる時に、カウンターの中に立ってる白髪のオジサンが
こそこそと何かやってたら(なんちゅう書き方だろう(笑))
それは、夜の開店に向けての下ごしらえや包丁の準備かもしれません~♪
続いて、おろし金。
上は、銅で出来たおろし金。ものすごい切れ味なんですよ~!
セラミックなどの家庭用とは違って、先端がとても細くて鋭いので、
大根おろしなどは水気を失うことなくキレイに下ろすことが出来・・・
ただの「大根おろし」と侮ることなかれ、実にフワッフワに仕上がるんです☆
下は、ホンモノの鮫の皮がはってあるおろし金。わさび専用です。
この鮫の皮のデコボコ&きめ細やかな?鮫肌のガザガザ感が、香り高い生わさびの風味を引き立てます!
そして、小道具一式!
なんだか雑多に突っ込んでありますが、これらは本当に大事な大事な小道具たち。
和食の料理人歴約40数年の西村の手に馴染んだ、これぞホンモノの道具たちなんです。
泡だて器、おたま、貝杓子、しゃもじ、木べら、ゴムベラにスプーン、菜箸に金箸・・・
ちなみに手前でちょっと横向きに置いてある菜箸は、西村の手作り!!
竹を切り出し、コツコツと削って作ったそうで、その長さも太さも先端の丸みも、すべて西村オリジナル。
きめ細やかな飾り付けを必要とする和食の会席料理には、使い心地抜群の菜箸がやはり絶対必要なのだとか。
・・・・・その、わり、に・・・・
兄さん、箸がカタカタでっせ・・・・(注※「カタカタ」とは片方ずつバラバラ~という意味の方言です!笑)
なんだかとっても慌ててたん・・・でしょう・・・・ね!!(笑)
普段はなかなか見られない、マル秘道具の世界、いかがでしたか?
「割烹にしむら」は対面式のカウンターですので、チャンスがあればこれらの道具を駆使する姿を
皆さんも見ることがきっと出来ます!
ぜひ、西村のプロの手さばき、目の前でご覧になってくださいね~☆