千草グループでは昨年より「食の安全・地産地消」への理解を深めるために
従業員自ら様々な食の生産現地に赴き、実際に見学・体験を通して
食の大切さを改めて実感するための活動を実施しています。
そしてその中でも規模の大きな活動「米作り」の季節が今年もまたやって参りました。
千草グループ総料理長の山縣厚の熱い想いをうけて調理部門のみならず、婚礼部門、サービス部門、企画部門など様ざま部署から総勢20名以上の従業員が集合いたしました。
現地である小倉南区の山本に集合したメンバー、さっそく千草米を育てる田んぼへ。ここへ訪れるのは、昨年の秋の稲刈り以来です。
この日はテレビ局の取材も入り、大きな機材を抱えたカメラマンの方もいらっしゃいます。
天気もよく、晴れ渡っており絶好の田植え日和となりそうです。
水面に映しだされたみんなの姿がなんとも涼しげですね。
それでは早速、田植え開始です。
手のひらサイズの苗をもって、いざ田んぼのなかへ!
横一列に等間隔で並んでいきます。
きっと一昔前の日本では当たり前の風景だったんでしょうね。
ひんやりとした土の中に裸足で入り泥だらけになりながらも
ていねいに、ていねいに一つづつ苗を植えていきます。
さすがみなさん二年目ということもあり、苗の植え方も上手になっています。
腰つきも決まっていますね。
参加者のなかには、従業員のお子様もいました。
子供のころのこのような体験はきっと今後の大きな財産になり、
また希薄になりがちな日本の農業への大きな関心へとつながっていくのでしょう。
そしてそれは農家の方や、JAの方の想いでもあります。
とりあえず、「パパ 頑張れ!」
まもなく、終了。みなさん足も腰もくたくたです。
ですが額に光る汗は、すがすがしいものがあります。
最後にみんなで記念撮影です。
農家のかた、そしてJAのかたにご協力いただき今年も無事に田植え終了いたしました!
正直なところ、現在はご存知のとおり機械を使用した生産を行なっています。
農家の方に話を聞いた所、このやりかたは40年一昔前のものとのことです。
ですが、このような伝統的な田植えを行うことにより、
日本の文化の成り立ちなどが改めて再確認できたのではないでしょうか?
食の大切さはさることより、全員で協力しなければ成し得ないこの行事。
これが日本の「和」の精神の根幹をなす重要な要素であると感じました。
さて、もちろん千草米プロジェクトは田植えで終了ではありません。
さらに草抜きや稲刈りへと続いてゆきます。
きっと秋にはふたたびみなさまのところへ、
従業員のそして農家の方たちの想いが詰まった「千草米」をお届けすることができることでしょう。
乞うご期待下さい。