この夏、千草ホテルでは「粋」をテーマに夏至からお盆にかけて「竹灯月間」を開催いたします。
期間中、レストラン中庭にて竹を使ったキャンドル「竹灯」をディスプレイいたします。
※写真はイメージです。
さて今回、北九州里山トラスト会議さんにご協力をいただき
竹灯を制作するための竹を八幡東区は河内の竹林へおもむき実際に刈ってまいりました。
北九州里山トラスト会議さんを簡単に説明いたしますと
人の管理が少なくなり何もしなければこのまま荒廃してゆくであろう里山を守るべく
地域の人達と協力して10年、100年後のために楽しみながらいろいろな活動をされている団体です。
それでは早速、竹刈りの様子を見てまいりしょう。
近くまで車で乗り付け竹林へ入っていきます。
まずは竹の倒し方の簡単な講習を受けます。
竹を倒す方に切れ目を入れ、次に反対側にも切れ目をいれていきます。
写真のように二人一組となり一人が切れ目をいれ
もう一人が縄で倒れる方向をコントロールします。
(このやり方は木を伐採するときに有効な方法ということで
中が空洞の竹では比較的簡単に縄を使わない方法で倒すことができました。)
講習の後、我々も実際に竹を倒すことに挑戦!
切れ目がうまく入らないとこうなります・・・。
さらに竹の枝葉を切り離していきます。
竹を傷つけ商品価値を落とさないように気をつけます。
竹灯用として使用しやすいサイズにカットして次々に積み上げていきます。
気がつくと積み上げた竹材にカエルが。
君はどこから来たのかな?
切り落とされた竹の使用できない部分を廃棄するために運びます。
竹って、軽いイメージがありますが、たくさんの水を含んでいて意外と重いんです。
こうして今回、竹灯で使用するだけの竹の伐採とカットが終了しました。
その後はおまちかねの昼食タイムです。
筍の炊き込みご飯や、筍の奈良漬、そして竹の箸とまさに竹づくし。
大自然のなかで食べるお弁当は、労働の後ということもあって大変美味でした。
最後に竹を積み込み、本日の作業終了!
帰り際、ふと最初に切った竹の切り株をみてみると
切られた後に吸い上げた水がこんなに溜まっていました。
(写真ではわかりづらいですが)
ほんとに竹の生命力ってすごい!
このように竹の生命力とはとても凄まじくどんよくに土地の栄養分や水分を吸い上げ
周辺のその他の木々を追いやり、山を荒廃させてゆくそうです。
よって里山トラスト会議さんのような活動が必要となってくるのです。
竹灯の制作や展示は千草ホテルがエコホテルとして
このような活動を広く皆さまに知っていただくためのお手伝いにもなると考えています。
さて次回のブログでは2週間ほど乾燥させた竹を加工して
竹灯を作り上げていきます。
どんな竹灯が出来上がるか今から楽しみですね。