みなさまこんにちはブライダル担当のSです。
しかし、今年の梅雨はよく雨が降りますね~
洗濯物も乾かないし、何となく気分もジメジメになってしまいます
梅雨明けは毎年平均で7月19日頃だそうで…意外と長い印象ですね
ちなみに今年の梅雨入りは、平年より1日早い6月4日頃でした。
これは昨年に比べて2日遅かったのだそうです。
そんな昨年の梅雨明けはなんと7月29日頃
今年よりも梅雨明けが早かったのにそんなに長かっただなんて… 本当に梅雨明けが待ち遠しい毎日です~
あめあめ ふれふれ かあさんが~♪♪
でもそんな雨も疎まれる存在ばかりではありません。
【恵みの雨】ともいわれる通り、適度な降雨は作物や生活用水のためにも、とても大切なものですよね。
この時期の沈んだ気分を吹き飛ばすために、私にはいつも思い出す歌があります。
それは童謡の【あめふり】です そうです、あれです
『あめあめ ふれふれかあさんが じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン』っていう歌です。
どうですか?このフレーズを口ずさんでみると、ほんの少しだけ、なんだか楽しい気分になりませんか?
ところでこの歌詞の中の『かあさんのじゃのめ』ですが、【蛇(じゃ)の目=カサ】のことという事はご存知の方も多いかと思います。
昔も今も6月は特に【カサ】が必需品です。しかし【蛇の目】とは具体的にどんなカサのことをいうのでしょう?
蛇の目ってどんなカサ?
【蛇の目傘】とは【番傘】より細身で軽く、綺麗な装飾が施された和傘のことで
江戸時代から広く用いられていました。元々は開いたときにカサの白い輪の模様が
【蛇(へび)の目】に似ていることから、このように呼ばれるようになったのだそうです。
しかし、【番傘】と【蛇の目傘】って同じものだと思っていました
【番傘】は、骨が太くどちらかというと男性的なしっかりとしたつくりで
柄が太めの竹であることが多く、【蛇の目傘】は骨が細く女性的で
柄が黒塗りの細目の木であることが多いのだそうです。
幕末以降、番傘や蛇の目傘などの和傘よりも丈夫な金属骨の洋傘が
日本に普及してからは、ほとんどお目見えすることがなくなりましたね。
カサの歴史
そもそも【カサ】のはじまりはどこにあるのでしょうか。
【カサ】の起源はなんとおよそ4000年前までさかのぼります。
当時は雨よけではなく、貴族の婦人などが外出の際に
権威の象徴の日傘として使用していました。
雨傘として使われるようになったのは18世紀後半になってからですが、
当時は傘といえば女性のもので、男性は帽子で雨をしのぐのが
当たり前だったのだそうです
しかし、いつの時代も男性はいろいろと大変ですね…(笑)
和装結婚式では和傘をつかうのもおススメ
現在ではほとんど目にすることのない【和傘】ですが、実はその繊細なつくりと鮮やかな装飾が
和装姿をさらに素敵に引き立たせてくれる定番アイテムの1つなんです。
ちなみに童謡『あめふり』の5番の歌詞では(5番まであるんですね!!)
『ぼくなら いいんだ かあさんの おおきな じゃのめに はいってく…』と
あります。親子であっても、恋人であっても、1つの同じカサの中に誰かと入るというのは
何となく、特別で甘酸っぱい気持ちになりますね。
新郎新婦がそれぞれ和傘をさすのも爽やかで素敵ですが、やっぱりここは【相合傘】で
ラブラブなおふたりの大切な瞬間を、写真にしっかりと残しておくのもおススメです。